てんかんは完全に完治出来る病気?

てんかんは突然の発作などが特徴的ですが、これを患っていると運動や日常生活に支障をきたしてしまったり、資格の取得が難しかったりと様々な面で不都合が生じてきます。
このように困った状況を生み出すてんかんですが、完治できる病気なのかどうかを気にしている人は少なくありません。
完治という側面からいうと、てんかんには治りやすいタイプと治りにくいタイプとがあります。

また、薬で症状を抑えつつ完治に向かう方法と、手術をして治療する方法などがあります。
いずれにしても、薬や手術などのてんかんの治療内容に関する情報を得ておくこと、てんかんの完治の基準や平均的な治療期間等についても把握しておくとよいでしょう。
小児期に発症した突発性てんかんは比較的治りやすいとされているタイプです。

医師による的確な判断と抗てんかん薬の処方によって適切に治療が行えれば発作を起こさずに生活が可能になります。
発作がそのままなくなっていけば完治に向かうことも可能です。
小児期の場合、年齢を重ねるごとに脳が発達していくため、脳に傷があったとしても発作が起きにくくなってくるからです。
服薬が必要なくなるケースの割合も、大人のてんかんと比較しても高くなっています。

一方、一般的に大人になってからのてんかんは治りにくいタイプであるとされています。
成人してから抗てんかん薬を服用して発作を抑えたとしても、栗の服用をやめたのちに発作が再発する確率が高くなるからです。
また、小児期の場合は年齢に比例して脳が発達することで発作のリスクが低くなることが期待できます。
大人の場合は脳が発達の完了に近づいてしまっているため、発作のリスクの低下をあまり期待することができなくなります。
小児期のてんかんも、大人になってからのてんかんも、両方とも服薬のタイミングや治療をやめるタイミングは専門知識をもった医師の指導のもとで行うことが前提です。勝手な自己判断は危険です。

てんかんの治療期間はどれくらい?

てんかんの治療を考える前提として、てんかんが完治したと考えられる基準について把握しておきましょう。
完治基準は判断する人間や状況によって様々です。
薬を服用しなくても発作がなくなった状態を完治と考える場合もあれば、薬を服用しつつ発作が起こらない状態を完治ととらえる場合もあります。

小児期の比較的治りやすいタイプであっても、薬の服用をやめた後に発作が再発しないとは必ずしも言い切れません。
完治の状態をどのように自分がとらえるのかをはっきりさせておくと迷いがなくなるでしょう。
薬を用いた治療の大まかな流れとしては、まず診察を行い身体状態や症状の様子をチェック、その後薬を服用して発作を抑えながら経過観察、状態がよくなってきていれば薬の量を減らしたり服用をストップさせたりしながら様子を見て、発作が収まって異常がなくなっていれば治療終了になります。

抗てんかん薬の服用をストップさせるには、一般的に目安として2年間以上発作が起きていないことが基準になります。
そのため、薬の服用なしで発作がない状態を完治と考えるならば、2年以上の治療期間が必要になるといえます。
大人になってからのてんかんの場合は、小児期のものと比較してさらに治療期間が長くなる傾向にあります。
これは、成人した大人の場合、脳が発達することで発作が起こりにくなる可能性が低くなるからです。

また、薬の服用をやめてしまうと発作が再発する確率も高く、薬の服用をストップさせるタイミングや、完治しているかどうか判断しにくくなってきます。
大人の場合、薬の服用をやめて最低5年間は発作が起こっていないことが完治基準としては好ましく、それに伴っててんかんの治療期間も5年以上必要になります。